東海エリア探訪記
2023/06/28
大紀町の豊かな自然に抱かれるように、平野さん夫婦は子育てをしている。(写真=ご家族提供) 豊かな自然のなかでのびのび子育てをしたい。一度はそんなことを考える親は少なくないだろう。「テレワーク」や […]
東海エリア探訪記
2023/04/30
名古屋市内のホールで開かれたコンサートでピアノを弾く野呂明音さん。粒立ちのよい音を奏でる。 松阪には人と人が結びつく、不思議な地力がある。勘違いかもしれない。気のせいかもしれない。でも、全国各地 […]
東海エリア探訪記
2023/02/28
近鉄大阪線から伊賀の城下町方面へ乗り換える伊賀神戸駅のひとつ手前、青山町駅から15分ほど歩いた小高い丘に、単独では全国唯一という私立の農業高校、愛農学園はある。1学年20人ほどの小さな全寮制の学校で […]
東海エリア探訪記
2022/12/21
ひょんなことから「プルースト」という歌をSNSで知った。プルーストといえば20世紀を代表するフランスの文学者だが、肩肘張った歌ではなく、若い男女が互いの恋愛を思い起こす一コマをとらえた淡い心象を描く […]
東海エリア探訪記
2022/10/27
「尾鷲のほうに、うまい海鮮丼の店があるから行かないか」 松坂に住む知り合いに、何度とはなく誘われた。とってもおいしいらしい。それでもご飯を食べに行くにはいささか遠すぎるのもあって、そのたびに立ち消 […]
東海エリア探訪記
2022/08/19
旅行をしたり、出張するとき、時刻表を見ていたのはいつのころまでだったろうか。スマホのアプリで簡単に調べられるようになってから手にすることもまずなくなったが、昭和の時代にはぶ厚い時刻表が一家に一冊はあ […]
東海エリア探訪記
2022/07/08
NHK教育テレビが世界初の教育専門チャンネルとして開局したのは、1959(昭和34)年のことだった。60年代の半ばころには全国小中学校の教室にテレビが設置され、視聴覚授業と呼ばれる授業が展開された。 […]
東海エリア探訪記
2022/04/13
国道311号線を尾鷲から熊野に向かう途中、市街に入る手前あたりで「鬼ヶ城」との案内看板を見かけた。なんとも魅力的な、いかにも観光地な名前に惹かれたが、何度か通り過ぎ、ようやく立ち寄ったのは帰る間際だ […]
東海エリア探訪記
2022/02/24
[ 三重県 津市/関町] 土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは、江戸時代中ごろ、平賀源内(1728-80)という奇才が「夏は鰻が売れない」と相談されてキャッチコピーを考え、いつのまにかそれが根づい […]
東海エリア探訪記
2021/12/15
山里に暮らしてみたい。海辺もいい。ことあるごとに考えてきた。定年退職したら移住したいと思い描いている人は少なくないだろうが、コロナ禍でリモートワークが広がったのを機に、実行に移した人もいる。 長年の […]
東海エリア探訪記
2021/10/12
運転免許をとってから、何度とはなく海岸沿いの道をあてもなくドライブしてきた。なにかちょっとしたきっかけを見つけては楽しんだ。紀伊半島を一周しようと思いたったのも、三重県の最南端、熊野川の河口にある日 […]
東海エリア探訪記
2021/08/19
はじめて新宮を訪れたのはミカンの季節で、路上で売る人が目についた。朝市というわけではなく、年配のミカン売りが点々と座り込んでいた。たしか大きな黒いゴミ袋いっぱいに入って500円で、ずいぶん安かった。 […]
東海エリア探訪記
2021/06/14
熊野は紀伊半島南端、三重県と和歌山県にまたがって広がる。熊野川が両県を隔てる、おおよその境目となっている。歴史をひもとけば同じ紀伊国であり、紀伊藩だったが、廃藩置県で行政区をたがえることになった。熊 […]
東海エリア探訪記
2021/04/13
はじめて私が熊野古道を訪れた1990年代はまだ、知る人ぞ知る、ずいぶん鄙びた場所だった記憶がある。江戸時代に流行ったお伊勢参りでも、熊野まで足を伸ばしたのは10人にひとりいるかどうかで、ほとんどは高 […]
東海エリア探訪記
2021/02/18
ヤシノミ洗剤で家庭でも馴染み深いサラヤが、熊野で梅酒をつくっている。なんとも意外な組み合わせで、しかも住所を頼りに山中の道をひたすら走り、ようやく辿り着いたのは古い木造校舎。ますます謎は深まるばかり […]