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東海エリアは「徳川家康ゆかりの地」の宝庫——————— 大河ドラマ館は岡崎・浜松・静岡の3市で開館

2022.10.27

【東海エリア各地に徳川家康ゆかりの地】

 来年(2023年)、大河ドラマ「どうする家康」が放映される。東海エリア(主に愛知、静岡、岐阜)は徳川家康ゆかりの地の宝庫であり、来年はこれらを訪問する観光交流人口の拡大に期待される。

 家康の生涯を辿るストーリーを追うと、家康の父母が子を授かることを祈願したところ、すぐに家康が生まれたという言い伝えがある鳳来寺(愛知県新城市)は、いわば家康出生の原点。家康出生の地は岡崎城(愛知県岡崎市)。岡崎城に隣接する「三河武士のやかた家康館」においては、来年、大河ドラマ館が開館する。静岡県では12歳から19歳まで過ごした駿河城(静岡県静岡市)、29歳~45歳まで過ごした“出世城”浜松城(静岡県浜松市)がある。両市にも来年1月から大河ドラマ館が開館することから人気を呼ぶことは間違いない。家康を祀る東照宮も、久能山東照宮(静岡市)、鳳来山東照宮(新城市)、松平東照宮(愛知県豊田市)の3か所存在する。

 戦いの歴史では、天下分け目の戦い「関ヶ原の戦い」の合戦地には、昨年10月に開館した関ケ原古戦場記念館(岐阜県関ケ原町)があり、決戦の地や武将たちの陣跡などを巡ることもできる。また、「長篠・設楽原の戦い」を知るには、新城市設楽原歴史資料館や長篠城跡等(いずれも愛知県新城市)があり、歴史ロマンに想いを馳せることができる。また、名古屋市には、家康が築城した名古屋城・本丸御殿、徳川家康の遺品等が展示される徳川美術館など、貴重な家康ゆかりの歴史資源が残されている。

 これらの家康の歴史を辿る岡崎市~東三河~浜松市を結ぶエリアでは、「家康街道」プロジェクトが立ち上がっており、3エリアの周遊観光の促進や魅力を伝えるコンテンツ作成などが行われている。

【来年は東海エリア3都市で大河ドラマ館】  来年、「どうする家康」で東海エリアが盛り上がることは間違いない。なかでも毎年、多くの来訪客を集めるのが大河ドラマ館である。東海エリアでは、愛知県岡崎市、静岡県浜松市、静岡県静岡市の3市で開館する。東海エリアでは、2022年の「鎌倉殿の13人」では静岡県伊豆の国市、2020年の「麒麟が来る」では、岐阜県岐阜市、恵那市、可児市で開館しており、いずれも人気を呼んだ。来年の大河ドラマ館は、いずれも家康が過ごしたお城の隣接・近隣地で開館することから、お城及び城跡訪問と合わせた多くの来館者の訪問に期待される。

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