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特別企画

2025.12.16

中スポ記者・鶴田真也のあっぱれ名古屋!

『燃えよドラゴンズ!』発表

『燃えよドラゴンズ!』初代版のレコードジャケット

 ドラゴンズの応援歌として知られる名曲『燃えよドラゴンズ!』は51年前の1974年10月10日に発売された。巨人のV10を阻止して20年ぶり2度目のリーグ優勝を果たした年だった。

 作詞・作曲はのちにアニメ「タイムボカン」シリーズの主題歌も手がけた愛知県安城市出身のシンガー・ソングライター、山本正之さん。高校の先輩から地元ラジオ局が応援歌を懸賞金付きで募集していると言われ、デモテープを送ったというが、「懸賞は先輩の親切なウソだった」と明かす。それでもラジオ番組でデモテープが流されると大きな反響を得てついにはレコード化に至った。

 ドラゴンズには別に公式球団歌が存在し、1936(昭和11)年3月に発表された初代の「名古屋軍応援歌」は、巨人の「闘魂こめて」や阪神の「六甲おろし」よりも歴史が古い。

出典『あっぱれナゴヤ!こんなにあるぞ日本一、日本初。』(中日新聞社発行/鶴田真也 中日スポーツ記者)

文:鶴田真也
プロフィール 1971年生まれ。浜松市出身。早稲田大卒。94年に中日新聞社入社。F1、大リーグ、プロ野球など担当。15年に『ドラゴンズ背番号ものがたり』、25年5月『あっぱれナゴヤ!こんなにあるぞ日本一、日本初。』上梓。現在もプロ野球を担当するなど多忙な毎日を送っている。