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2026.01.19

中スポ記者・鶴田真也のあっぱれ名古屋!

名古屋めし

名古屋めしの先駆けは、「ふろふき大根」かも

 名古屋のご当地グルメは「名古屋めし」とも呼ばれる。名古屋市を拠点に居酒屋などを手掛けていた「ゼットン」が2001年に東京に初進出した際に同社の稲本健一社長が情報誌の取材で、独自の料理をひと言で表す言葉として発案したのが始まりといわれる。

 もちろん、その前からきしめん、みそカツ、みそ煮込みうどん―など独特な料理が存在した。それでは「名古屋めし」のルーツは、どこまでたどることができるのか。

 東海地方の食文化史に詳しい名古屋女子大短期大学部の遠山佳治教授は、尾張大根と赤みそで知られる豆みそを使った戦国時代の料理と指摘。代表的なものとして「ふろふき大根」などが挙げられるという。

 豆みそは東海地方だけで生産され、奈良・東大寺に所蔵される奈良時代の古文書にも租税として豆みそを指す「未醬(みしょう)」が尾張国(現愛知県)で徴収されていたとの記載がある。

出典『あっぱれナゴヤ!こんなにあるぞ日本一、日本初。』(中日新聞社発行/鶴田真也 中日スポーツ記者)

文:鶴田真也
プロフィール 1971年生まれ。浜松市出身。早稲田大卒。94年に中日新聞社入社。F1、大リーグ、プロ野球など担当。15年に『ドラゴンズ背番号ものがたり』、25年5月『あっぱれナゴヤ!こんなにあるぞ日本一、日本初。』上梓。現在もプロ野球を担当するなど多忙な毎日を送っている。