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INTERVIEW

観光PRのメインターゲットである シニア層にダイレクトに届く

2023.02.28

ーー 愛知県東三河地域と岡崎市、浜松市で「家康街道で地域の魅力をつなげるプロジェクト」を発足されました。このプロジェクト発足の経緯をお聞かせください。

田中 家康公ゆかりの地は各所にあり、岡崎は生誕の地として、浜松市は出世をしていった地として、長年、町全体で家康公を盛り上げる取り組みを続けてこられました。その間に挟まれた東三河にも、長篠・設楽原の戦いをはじめとする戦いの地など家康公が活躍した非常に重要な拠点があります。そこで、岡崎から東三河、浜松までをつなげて、このエリアで家康公ゆかりの地をめぐっていただきたいと思い、我々から岡崎市と浜松市にお声がけしてこのプロジェクトが始まりました。

中日新聞 2022年12月23日朝刊
岡崎市、豊橋市、浜松市の市長インタビューを掲載。

ーー プロジェクトとして、具体的にどのような取り組みをされていますか。

田中 このエリアを“三河・遠州 家康街道”と名付け、点ではなく面として一緒にクローズアップされるように盛り上げたいと考えて、観光庁の「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」に応募し、無事に採択されました。この事業の中でPRを展開しようということで、まず「三河・遠州エリア 家康街道ガイドマップ」という冊子を制作しました。また、1月末で終了しましたが、ゆかりの地10カ所をめぐるスタンプラリーも実施。昨年12月には中日新聞に広告掲載も行い、家康街道を知ってもらうきっかけ作りができたと感じています。

東三河と岡崎市、浜松市が自治体の垣根を越えて発行した三河・遠州エリア「家康街道ガイドマップ」。愛知県三河地域~静岡県遠州地域に多数ある「徳川家康公」にまつわるスポットを7つのテーマで紹介している。

ーー 2回にわたって中日新聞に掲載いただいた広告の反響はいかがでしたか。

田中 先にお話しした家康街道ガイドマップは5000部発行したものがあっという間になくなり、再版しました。これには新聞広告の影響があったと感じています。新聞読者は紙媒体や活字慣れしている方たちですので、二次元コードでダウンロードできますと言われても、冊子が欲しいという要望が多い。新聞読者のニーズにつながっていると感じました。また、広告だけでなく三河版や東三河版といった地方版に載せていただいた記事の反響も大きかったです。広告プラス記事でフォローアップしていただくと、「最近この話題をよく見るなぁ」という印象につながり、より効果が出るのかと思っています。広告もその時見て終わりではなく、二次元コードを載せていますので、そこからより詳しい情報を見ていただく副次的な活用につながりますよね。広告掲載は非常に有益なPRになったと思っています。

中日新聞 2022年12月3日朝刊
家康街道のマップと主な見どころ10カ所の情報を掲載。

ーー 1月からはNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が始まりました。

田中 大河ドラマが始まると、大河ドラマ館がある岡崎と浜松には何十万人というお客さまが訪れると思いますが、東三河にも重要な場所がありますので一つでも立ち寄っていただきたいです。観光庁の支援は令和4年度の事業ですので3月末で終了しますが、大河ドラマは1年間続きますので、この期間は家康街道を積極的にアピールしていきます。ドラマでこの地域に関連した内容が放送されると視聴者の方に関心を持っていただける可能性が高いので、WEBなどで情報を調べていただくという反応にも期待したいです。

ーー この観光PRによって、地元の方たちにはどんな影響がありそうですか。

田中 家康街道プロジェクトの取り組みによって、歴史的な由緒ある場所が地元にたくさんあることに気づいてもらいたいです。そして、それを市民の誇りとして積極的にPRしていただくような動きにつながれば、さらにありがたいですね。私自身もこの事業を機にあらためて各地を回ってみると、お城や寺社など単体の魅力だけでなく各所のつながりが感じられて、より興味をそそられました。“面”としてこのエリアの時代をさかのぼれることが、家康街道の面白さだと実感しています。

ーー 今後はどんな展開を検討されていますか。

田中 家康だけでなく、ほかの戦国武将たちも活躍したエリアであることを東三河の観光ブランドの一つとして継続的に活用していきたいです。東三河だけで完結するのでなく、他の地域とも広域で連携していけるとなおよいですね。

豊かな実りのある地域であることから、かつて“ほ(穂)の国”と呼ばれていた東三河地方。“ほっとする”“ほっこり”といった心のふるさとを感じさせるイメージもあり、東三河の呼び名として受け継がれている。

ーー 新聞広告や新聞社に関するご意見、ご要望をお聞かせください。

田中 観光PRのメディアとして新聞は欠かせないと感じています。新聞読者層は高齢化していると思いますが、つまりシニア層が一番信頼しているメディアとも言えますよね。家康街道など歴史系の観光PRでは元気なシニアがメインターゲットですので、新聞広告はそこにダイレクトに届いて行動につなげられるツールとして役立つはずです。

 また、東海地方において中日新聞はあらゆるメディアの中でもっとも影響力があり、市民に浸透している媒体ですので、この地方で中日新聞を活用しない手はないと思っています。中日新聞に広告を掲載したこと自体が我々のプロジェクトの成果の一つで、家康街道を広く知っていただく機会になったと考えています。

ーー ありがたい言葉をいただき、感謝いたします。今後ともぜひPRにご活用ください。本日はありがとうございました。

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