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INTERVIEW

「50周年の思い」を紙面から発信

2022.04.13


ーー 50周年おめでとうございます。この50周年の企業広告に込められた思い、掲載媒体に中日新聞を選んでいただいた経緯、掲載後の反響をお聞かせください。

佐藤 弊社のパーパス(存在意義)に「スポーツをもっと身近に。スポーツの魅力を広め、スポーツが好きな人に寄り添い、スポーツの力で世界をもっとワクワクさせていく」があります。この思いを、50周年の記念すべき年の元日に15段カラー広告という形で表現し、世の中に広く知っていただきたいとの思いがありました。

 中日新聞を選んだ経緯は、弊社の創業の地である中部エリアで最大のシェア率だからです。アルペンの50周年に対する思いを広く伝えることを考えたとき、中日新聞以外には考えられませんでした。

 広告には大きな反響をいただきました。併せて掲載した初売りのセール広告も非常に好評をいただき、コロナ禍でありながら大きな成果を上げられました。弊社の行動指針の一つに「お客さま志向」があります。常にお客さまに寄り添ってお客さまのために行動するという考え方です。今回のセールでお客さまが望まれる商品を望まれる価格でご提供でき、弊社の思いも新聞媒体を使って知っていただけたことが、このセールの成功のポイントだと思っています。

  中日新聞 2022年1月1日朝刊 15段

ーー 反響がセールの数字に一番大きく現れたというわけですね。

佐藤 そうですね。更に企業広告に関しても、私の身の回りや社内外、いろいろな方から「いきいきとした広告が出ていたね」という話を耳にしました。お店の店頭、現場でも同様の反応をお客様からいただいたと聞いています。従来はセール広告しか行ってこなかったので、セール以外の広告で反響を大きくいただいたのも初めての経験ですし、企業広告を出したことはとても良かったと思っています。

ーー 2月には「ゴルフ5プレステージ」を名古屋駅前の大ナゴヤビルヂングにオープンされ、広告を中日新聞に掲載いただきました。これまでにないハイクラス店舗ということですが、お店の反響をお聞かせください。

佐藤 プレステージとしては5店舗目の出店ですが、地元名古屋では初出店ということもあり正直オープンまでは期待と不安が入り混じった気持ちでした。近年、若年層の皆さんがゴルフをするようになり、とはいえ大多数は40代以上のため、オープンするお店の内容を伝えるにはやはり新聞です。結果としてターゲット層に伝えることができ、多くのお客さまにご来店いただいています。オープン以降盛況で、中部地区のゴルファーの皆さんの関心度の高さがうかがえます。プレステージはゴルフ5の中でも更に上のフィッティングをテーマにした店です。ワンランク上のフィッティングとして今後もアピールしていきたいと思います。

ーー 名古屋駅のプレステージに対し、「楽しみな店ができた」と感じている方が多くいらっしゃると思います。ゴルフは今、好調ということですが、アルペンさまでは面白い取り組みをされていますね。

佐藤 昨年度からゴルフ5全店に、初心者相談カウンターを設置しました。これによってより初心者の皆さんにとって敷居の低いショップを目指しています。これは、誰でも気軽に立ち寄れるお店をつくりたいという思いから始まった取り組みでした。従来のゴルフショップは敷居が高く、高いクラブを買わされるんじゃないかと心配する未経験者や初心者の方が多かったと思います。そういったネガティブな要素を排除して、ゴルフに関する相談だけでもいいのでご来店くださいというのがテーマ。最たるものとして東京の新宿に今年5月までの期間限定ではありますが初心者専用ゴルフ5を営業していますし、4月1日には新宿東口にAlpen TOKYOという店舗をオープンしました。こちらにはスポーツデポの新宿店、アルペンアウトドアーズの新宿店、ゴルフ5の三業態を合わせ、それぞれ旗艦店という形で延床面積3721坪の規模です。ここも既存のゴルフ5のいいところ、プレステージのいいところ、初心者専用ゴルフ5の経験を継承し、さらにバージョンアップして展開していきます。

中日新聞2022年2月18日朝刊15段

ーー 今後は都心へ多く出店なさるのですか。

佐藤 弊社の弱かった部分はやはり都心部です。もともと郊外店を中心に、車で買い物に来ていただくお店を中心に展開してきたため都心部に空洞現象を起こしていました。東京都内はお客さまの分母が大きいこともあり、出店を検討する状況にありました。

ーー コロナ禍で海外旅行に行けない分、高額品が動き出しています。ゴルフの道具もやはりフィッティングした上で自分に合ったものを求められる志向が出てきていますか。

佐藤 既製品と言われる組み上がったクラブより自分に合うシャフトをチョイスする方が非常に多いですね。セミオーダーのように組み立てて買う形が主流になりつつあります。

ーー コロナが収束した暁には、海外の方も多くいらっしゃるでしょう。

佐藤 そうですね。インバウンドのお客さまが戻ってきてくれると一段と都心での売り上げが期待できますので、早く普段の生活に戻ってほしいですね。

ーー 新聞広告や新聞社に対するご意見、ご要望をお聞かせください。

佐藤 やはり若い方の新聞離れが気になるところではあります。紙の媒体の存在意義というか、デジタル化が進む中で、今後どのような形で情報発信していくのか。我々も期待するところですし、不安に思うところでもあります。特に私が担当するゴルフ5は40、50、60代のお客さまが多い業態です。現状で新聞媒体は非常に有効な手段だと感じていますが、将来的にデジタルへの切り替えがうまくできるかどうか注視していきたいと思っています。

ーー 紙の新聞プラス、デジタルを研究しながら若い人たちにも手に取っていただける媒体であり続けたいと思っています。また機会がございましたらご意見、ご要望等遠慮なくお伝えください。今日はありがとうございました。

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